低ビットレート配信を極める


はじめに

この超低ビットレート配信方法はOBSでしか使えません。

KTEでも超低ビットレート配信はできますが、
低画質&動きがカクカクで何しているのか分からない状態になるので実用的ではありません。
OBSは最低画質ビットレートの50kbpsまで下げても画面がカクつくことはありません。(画質は下がります)

この特徴を使って低ビットレートで、ちゃんと画面が見える・文字が読める・カクつかない配信をします。
最終的にビットレートは画質・音質合わせて100kbps以下に収めます。

これはスマホの通信料無料で使える低速回線モードの平均的な上がり速度が
100kbpsという事なのでその速度で配信できるようしたものです。

「別に出先でノーパソとスマホ使って配信するわけじゃないから、そこまで低画質じゃなくていいんだけど・・・」
という人のため、記事下部に 普段使いできる低ビットレート配信設定も載せています のでご安心を!


最初に言っておくと、50kbps+32kbps(画質ビットレート+音質ビットレート)で配信をするわけなのですが、
このビットレートだと配信できるものが限られます、

具体的には、アスペクト比4:3(四角っぽい画面)のシンプルなグラフィックの2Dゲー(スーファミレベル)は大丈夫ですが、
2Dゲーでもアスペクト比16:9(ワイド画面)の描き込みやエフェクトが多い最近2Dゲーはちょっと厳しい画質になります。
更に言うと、PS4などの超美麗3Dゲームをこの設定(50kbps+32kbps)で配信するのは正直キツイです。

低ビットレートで超美麗3Dゲームを配信したい人は、記事下部の 普段使い用低ビットレート配信設定 を見てね!




必要なものを用意

OBS
※まだOBSを導入していない人は、
 左メニューの [OBSを使って配信する] を見ながら導入しよう!

iTunesをインストール
※デフォルトのOBSの音質ビットレートは64kbpsが最小ですが、
 iTunesをインストールすることによって32kbpsが選択できるようになります。




OBSの設定

基本的な設定は [OBSを使って配信する] で紹介しているのでそちらを見てください。

ここでは具体的な低ビットレート用の入力値を説明します。


OBSの[設定]→[出力]

エンコーダ:x264
レート制御:CBR
ビットレート:50(kbps)
[特定バッファサイズを使用] にチェック
バッファサイズ:25(kbps)
キーフレーム:2
CPU使用のプリセット:veryslow
プロファイル:high
チューン:animation
x264オプション:bframes=0



OBSの[設定]→[映像]

基本(キャンバス)解像度(640×480)
出力(スケーリング)解像度(320×240)
FPS:14FPS
縮小フィルタ:ランチョス




OBSプレビュー画面の [ソース]

[ソース] 内のゲームの取り込みソースを選択して右クリック、「フィルタ」 を選択
出た画面下の「+」を押して、「シャープ」 を選択し
[Sharpnes] を 1.5 くらいにすると文字が見やすくなってオススメです。




普段使い用低ビットレート配信設定

基本的な設定は上記と同じで
音質ビットレートはそのまま32kbpsでいきます。
普段使い用設定では画質ビットレートと、
基本(キャンバス)解像度・出力(スケーリング)解像度が変わります。


【画質ビットレート】

アスペクト比 4:3 2Dゲー(スーファミレベルのシンプルなグラフィック)
200kbps(出力解像度 640x480)

アスペクト比 16:9 2Dゲー(最近のそこそこ綺麗な2Dゲー)
300kbps(出力解像度 728x410)


アスペクト比 4:3 3Dゲー(PS2レベルのグラフィック)
300kbps(出力解像度 640x480)

アスペクト比 16:9 3Dゲー(PS4レベルのグラフィック)
550kbps(出力解像度 728x410)





  • 最終更新:2017-10-10 00:04:51

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